体感としてその場の同調ができるのはとても重要であり、それが出来るととても気持ちが良いものです。
例えば、サッカーや野球観戦でみんなで自然とウェーブを作るとか、みんなが同じ心を持ってデモを行うなど。
また、プロの合唱団の歌声が素敵なのは、その歌い手がみんなで同調しているから。
などなど。
一人ではなく、二人以上の人が呼吸を合わせた時にだけ発生する空間的同調は、体感としてとてもわかりやすいです。
アシュタンガヨガのレッドクラスはプライマリーのポーズの順番、ヴィンヤサをある程度知っていることが条件です。
そうすることで、カウントの見直しをしやすいということもありますが、空間的な同調による瞑想も同時に行えます。
面白いお話で、
12月に108回の太陽礼拝を行いましたが、数名の人から「カウントの間隔を私の呼吸に合わせてくれていたんじゃないのか」…と言われました。
私は誰に合わせるわけでもなく、ペースを変えずになるべくカウントを取るこのに集中していただけ。
それぞれの生徒さんは、おそらくその場の空間に同調して呼吸がメトロノームの同期現象と同じようになったのでは…と思います。
この同期現象って実は動物的な本能による能力だそうです。人間は一人になってきているため、その能力によって行動するのが苦手らしい。
空間的同調がヨガでも味わえるレッドクラスって凄いね。それもまた一つの動物的感覚を目覚めさせる一つのツールなんだと思います。